対談/エリック・パールと本田健

0101リコネクション|スペシャルトーク エリック・パールと本田健 StarPeople33掲載記事より

贈り物を自分に与えることで、さらに提供すべきものが生まれる

リコネクションで知られるヒーラー、エリック・パール氏と、お金と幸せの専門家、本田健氏という異色の顔合わせによる対談が実現!「仕事は何のためにするのか」正当な対価を受け取る意味」など、お金とリコネクションにまつわるスピリチュアルな話が展開された。

受け入れない限り、与えることはできない

本田 私は、「幸せな億万長者」についてアンケートをとったことがあるんですが、統計的に言うと、好きなことをやっているほうがお金を稼げることがわかりました。そして、その方が喜びも大きい。しかし、多くの人は、嫌いことをやるほうがお金持ちになれると信じているんです。

エリック・パール それは、ほとんどの人がお金のために働いているからですね。好きなことをやったご褒美がお金っていう考え方ではないんです。

ヒーリング業界も、豊かさ意識に問題があります。多くの人が恐れとか制約、あるいは欠乏の世界に生きなきゃいけないという幻想を持っているんです。たとえば、ヒーリングは神の贈り物だから、公平な金銭取引をしてはいけないと思っていたりします。私は「この世に、神の贈り物じゃないものってあるの?」って聞くんですけどね。ビートルズエラ・フィッツジェラルドカート・コバーンの音楽も、もちろん神の贈り物です。しかし、それは彼らが公正な取引を行ったからこそ、全世界と彼らの音楽をシェアすることができたのです。
たいていのものがこちら側、つまり恐れや制約、欠乏感や分離、あるいは闇という幻想にいます。でも、あちら側もあるんです。それはワンネスとか光、愛、豊かさの世界です。

私たちが自分自身で、まず贈り物を受け入れないかぎり、その贈り物を他人に与えることはできません。つまり、私たちがこの恐れに欠乏と制約の中にいたら、ヒーリングを人に与えることはできないのです。なぜならヒーリングは、この愛と豊かさ、そして繁栄という領域にあるからです。

こういったものを提供するためには、いわゆるスピリチュアル業界にいてもいなくても、まず私たちが豊かになって繁栄を受け取り、そして幸せにならなければいけません。本田さんは、そうなる方法を教えているんですね。

本田 はい。でも幻想を持っているのはヒーラーだけではなく、人類のほぼすべてに言えるのではないでしょうか。多分、自分たちがシンガーでも、作家でも、スポーツ選手でも、非常に低いレベルで取引しているように思います。

エリック・パール 私たちが豊かに生きることを選べば、全員がヒーラーになれます。たとえ外見はサッカー選手やジャーナリストだとしても、結局はヒーラーなんです。なぜなら、ジャーナリストとしての仕事を通して、あるいはサッカーをしている喜びを通して、その喜びや豊かさの意識を人に伝えることができるからです。

本田健 僕が現在のような形で活動しているのも、世界中の人たちが本当に好きな事だけをやって、全員が豊かになれるモデルを作りたいと思っているんです。でも、ほとんどの人は自分の才能とは違うことをやっているから、経済的にもそれほど受け取れないし、やりがいもない。そして喜びも少ないですよね。エリックさんのヒーリングも、その人の中にある制限を突破して、自由にしてあげることなのかなと思います。

エリック リコネクティブ・ヒーリングに来る方というのは、従来のエネルギーヒーリングに来るグループよりもっと幅広くて、いわゆるメインストリーム(一般層)の人も混じったグループだと思います。これまでヒーリングに興味を持っていなかった方も、この新しいレベルのヒーリングに引き寄せられています。なぜなら、自分が本当に自分の幸せを受け入れること、本当の意味で他人を幸せにできるヒーラーになれると思うからです。そして、与えれば与えるほど、受け取るものが大きいとわかるようになるのです。

でも、豊かさっていうのは、お金だけだと思っている人もおおいですよね。

本田 数字だとわかりやすいんですよね。僕はボストンに住んでいたことがあるんですけど、そこではブランダイス大学と共同で、幸せについての研究を行っていました。その結果、やはりお金よりパートナシップや本当にやりがいのある仕事をすること、友達との時間の方が、人は幸せを感じるというのがわかりました。でもそういったものが、今の忙しい世界では忘れられているように思えます。だから、本当に自分がやりたいことに「リコネクト」していくことが、すごく大事だと思います。

エリック そうですね。生活の中にアンバランスがあると、当然ストレスが生まれます。だからそれを克服しなければいけなくなる。幸せになるためには、必ずしも金銭的に豊かである必要はありません。しかし、確かに貧困もストレスの原因となりますよね。

私たちは自分自身で気をつけない限り、決してバランスの取れた状態にはなりません。そしてお金に対して執着していると、その人生の領域がアンバランスなままになってしまいます。

与えることと受け取ることは人生の喜びのサイクル

本田健 日本人は、お金をとても安全なものととらえています。お金があれば安心して毎日を過ごせるから、毎月できるだけ貯金してお金を使わないようにする人がいるのではないでしょうか。人生に対する不安感を、お金で解決しようとしている人が多いんですよね。だから新しいことを何かしようと思っても、できるだけお金を使わないようにする。

エリック・パール それはわかります。確かにお金が無いとリスクを感じるし、ちょっと不安に思いますよね。たとえば、明日のご飯はどうしようとか、日々成長する子供のためにどうやって衣食住を与えようかとか…。でも、これは人生の学びの一つでもあります。

つまり、お金は諸悪の根源ではないということです。しかし、お金に対する愛が諸悪の根源であるかもしれない。これはサイクルなんですね。

たとえば、金銭的に自分が豊かだともっと開放されて、いろいろな楽しみを享受できるようになりますが、本当に楽しいことをやっている人は、お金だけのために働いている人より、お金が副産物であるということに気づきやすい。ですから私たちは、自分が幸せに思うこと、楽しく感じること、そして目的意識を持たせてくれることのために働かなければいけないんです。

私がリコネクティブ・ヒーリングを教えているのは、そこにある意識、目的を感じるからです。たいていのヒーリングテクニックは、私たちの恐怖までは取り除けませんが、リコネクティブ・ヒーリングは、ヒーリングに対する恐れに満ちたアプローチを超越する手助けをしてくれます。

本田健 エリックさんは、ちいさいころからそう思っていたんですか?あるいは働きはじめたときに、自分が何のためにはたらいているのか、明確にわかっていたんでしょうか。

エリック・パール いつがターニングポイントだったかは、よくわかりません。ただ、真実を耳にしたときに、それに共鳴したんだと思います。さまざまな識者が、この考えのいろいろな側面について話すのをきいたことがありますが、それと自分自身の体験を通して、だんだんと固まっていったんだと思います。

さっきも話しましたが、個人的にはプラクティショナーの方が持っている貧困意識に、とてもフラストレーションを抱えています。なぜかというと、彼らのほとんどが正当な施術を行えていない。なぜかというと彼らの貧困意識、豊かさに対する意識が問題となっているからです。

例えば医者や法律家になるためには、たくさんの時間やお金を投資していますから、みんな簡単にあきらめないし、公正な金銭取引をするための努力をすぐに始めます。

しかし、ヒーリング業界は、「簡単に習えたから、お金なんかとれないよ」って言うんですね。そんなに簡単に開業できないっていう人には、「じゃあ、向こう7年間、毎日セミナーに来なさい」って私は言うんですが(笑)。

 とにかく、自分が受け取りに値しないという考えが、私たちの豊かさを妨げているんです。その結果的、私たちがいちばん楽しいと思うことができない。つまり、人を助けたいという気持ちも発揮できなくなるということです。

私は人にお金をもらうことでサポートしてもらっています。そのおかげで、世界中でセミナーを行う事ができるのです。そして、金銭的な余裕ができたからこそ、私はお金の払えないニュージーランドや南アフリカの子供たちに、リコネクション®を提供できるようになったんです。与えることと受け取ること—これは人生の無限の喜びのサイクルなんです。

本田健 ヒーリングではお金がもらえないと思っている人は、どうすれば、豊かさの意識を持てると思いますか?

エリック まず、自分が与えられるものを探すということですね。誰かが道を渡るのを手伝うだけでもいいですし、何かしてくれた人に花を贈るのでもいい。お金が無いんだったら、感謝の詩を書くだけでもいいんです。100円しかなかったとしても、その中から10円でもあげればいい。必ず、私たちよりもお金が必要な人はいるんです。手を差し伸べるという行為、これで私たちはよりパワフルになります。なぜなら私たちが与えることで受け取る。そういう贈り物を自分に与えることで、さらに人に提供すべきものが生まれます。

本田 多分、その人が持っているものの中で、最高のものを提供することだと思うんです。それは歌うことかもしれないし、何か相談にのってあげることかもしれないし、料理を作ってあげることかもしれない。それがいちばんの近道なんじゃないでしょうか。

ところで、リコネクションを受けることで、心の持ちようは変わりますか?

エリック 完全にリコネクト(再結合)すると、私たちは完全な状態になり、人間としての体験をしているスピリットであることを思い出します。それは子供のようになって、本来の喜びに満ちた性質を探究することです。

ここで「リコネクトする」というのは、リコネクションを受けるというよりむしろメタファー(比喩)ですね。つまり、自分自身とつながるということ。再結合されるということです。

でも、すべてはサイクルです。リコネクティブ・ヒーリングを受け、進化を続けることで、私たちはより高いレベルに行き、こういったものを受け取りやすくなるんです。

本田 リコネクションはヒーラーのためのものという印象があったんですけど、誰にでも対象にしているということですね。

エリック 多くの人は、いつも「もっと自分をよくすべきだ」「直すべきである」、あるいは「自分は病気なんだ」と考えている気がしますが、ヒーリングというのは人類の進化のことなんです。

リコネクティブ・ヒーリングがエネルギーヒーリングと違うのは、ヒーリングがほとんど瞬時におきて、それが一生続くことです。そしてこの贈り物は、人類全体のためのものなんです。宇宙は私たち全員がヒーラーであり、全員が人類であることを気づくのを待っているんだと思います。

本田 ありがとうございました。エリックさんは、とてもさわやかで軽いノリで話されているのに、すごく深いヒーリングをなさるんですね。これからのご活躍を、心からお祈りしています。

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