みっち、ブラジルでイパネマを歌う。

投稿日:2020-06-14      最終更新日:2020-06-16

みっちです。
今日は、歌が好きだったカナリア
が歌を忘れてしまい、ひょんなこ
とで、ブラジルで歌を思い出すことに
なった時のお話をしようと思います。

2015年にリコネクションのセミナー
の仕事でブラジルに行った時のこと
です。ステージ上で行う自己紹介を、
何て言おうか考えていました。
ブラジルの人たちになじめるよな
挨拶がいいなと思い、現地スタッフ
に聞いてみることにしました。

すると、その人は私の名前を聞いた
後、「Michikoという名前は、スペ
イン語でmi chico私の息子と言う意
味よ。」

と、言い、Michikoは、ポルトガル語
しゃべれるわよね~。」といいながら、
にやにやしながら自己紹介のセリフを
ポルトガル語でメモ帳に書いてくれて
「これを本番までに覚えるのよ!がん
ばって!」ってウインクして私に渡し
てくれました。

いざ、本番、ドキドキしながら、自己
紹介に臨むと、参加者の皆さんは、日
本人が、ポルトガル語をしゃべってる!
と思ったみたいで、たくさんの人から
話しかけてもらいました。

ネルソンマンデラが、
「相手が理解する言葉で話しかけた時、
それは彼の頭に届く
相手が話す言葉で話しかけた時、そ
れは彼の心に届く。」

と言う言葉を残していますが、本当に
そうなんだな、と思えた出来事でした。

沢山の日系3世もセミナーに参加してい
ました。彼らは、知ってる日本語で一生
懸命話しかけてくれましたが、興味深か
ったのは、彼らのおじいちゃんおばあち
ゃんが話していた時代の日本語だった
のです。なんか、時代を飛び越えた気が
して不思議な感覚を覚えました。

400人超えの5日間の大規模セミナーが無
事終わり、打ち上げの食事会の後、飲みに
行くことになり、そこで、友情の証?に
歌を歌う流れになりました。ポルトガル語
で歌える曲はただ一つ、『イパネマの娘』。
以前バンドしていた時に練習していた曲で
した。

歌い終わると、みんなびっくり!
日本人は、ボサノバが好きよ。カフェで
流れてるよ。と教えてあげました。そして
私の歌のお返しに、サンパウロ在住の、当
時TAで、今はアソシエイトインストラ
クターをしているマルーが、”Samba Da
Volta”を歌ってくれました。それが、すご
くかっこよくて!
即、彼女のファンになってしまいました。

日本に帰ってから、家族のように迎えてく
れたブラジルのリコネクションティーチン
グチームのみんなや、参加者のみなさんの
事が忘れられなくて、ブラジルの歌を歌っ
てお礼がしたいとずっと思っていました。

4年も前から計画していたこの動画ですが、
紆余曲折あり、やっと出来上がりました。
演奏は、ブラジルに演奏ツアーに行かれた
ことのあるJAZZピアニストの種子田博邦
さんにお願いしました。

収録したのは、去年の3月です。
ちゃんと歌えてないことが理由で、世に出
そうか出すまいか、迷っていました。

でも、お世話になった人たちに感謝の気持
ちを伝えたいだけだから、別に発音や、歌
い方は完璧じゃなくてもいいや、と思いな
おし、YouTubeにUPしました。

昔たどたどしく日本語の歌詞ををせつなく
歌っていた、テレサテンさんや、桂銀淑さ
んのように聞いてもらえたらこの上ない幸
せです。(古っ!(笑))

ブラジルに行ってから、すでに5年が過ぎて
いるので、あの頃にお世話になった人たちは、
それぞれの道を歩いているのだろうけれど、
懐かしんで聞いてもらったらいいなと思いま
す。

次にマルーと会えた時の為に、”Samba Da
Volta“をAmazonでダウンロードして、練習
を始めました。皆さんにも安心して聴いてい
ただけるように、頑張ります!

いつもありがとう
Love,
Michiko