ロサンジェルスで出会った二人が12年の時を経て日本で再び繋がる

@ヒルトン・ロサンジェルス ユニバーサルシティー ハリウッド 2013/6/29

モニカが日本にやって来た!

みっちです。
いつもマタリキのブログへ来ていただきありがとうございます。

今日は13年来の友人であるモニカの事をお話しようと思います。彼女との出会いは、2012年10月18日の事でした。ラグナヒルズ近くのAwakenings Metaphysical Book Storeというスピリチュアル系の本やパワーストーン、お守りや、クリスタルボウルなどが売ってある本屋さんでした。私は当時、リコネクションというヒーリングメソッドを広めていたエリック・パールという先生に師事していて、ティーチングアシスタントという肩書で先生に同行し世界を周っていました。モニカに出会ったその日も、先生がその本屋でヒーリングのプレゼンをすると言聞き、リコネクションの事務所のお姉さんと一緒にLA市内から車でその本屋さんにお手伝いに行っている時でした。

彼女の方から話しかけてくれて、「明日から行われるニューポートビーチセミナーに行くからどうぞよろしくお願いします!」と挨拶を交わしました。次の日、会場であるハイアットリージェンシーで再会しました。この時のセミナーからSNSなどで連絡を取ったりするようになりました。翌年の2013年には私がティーチングアシスタントになるための研修場所でもあったハリウッド・ヒルトンでソロモンスピークスと言う本の出版記念講演会があったのでロサンジェルスに行った際にモニカに会いに行きました。

彼女の家は、ロサンジェルス空港から南に約1時間の所にあり、滞在中は観光客でにぎわうユニバーサルスタジオや、ハリウッドのサインが見える丘、メルローズプレイスに連れて行ってくれました。そのほかには、彼女がヒーリングやカウンセリングをするオフィス訪問や、友人宅で大きな陸ガメに遭遇したり、地元の人たちが行くナイトクラブでワイワイ飲んだり、でっかい入れ物のポップコーンと1リットルくらいあるのではないかと思うくらいの大サイズカップのコカ・コーラを飲みながら映画館で映画を観たりなど地元住民の気分になれる体験もさせていただきました。

ふたりでいろんな場所に行って、二人でいろんな体験をして共通の想い出や心の交流が重なる度に、友情って深まって行くと思うのですが、それに加えてモニカとの友情は、同じヒーリングの周波数を持つ者同士という事や、彼女がヒーリングを生業にしているという事がまた違う意味での友情が育まれて行ったような気がしています。そのようなことを考えながら昔のアルバムを見ていたら懐かしい写真が出てきたので載せておきますね。懐かしい!13年前です。私はこんな顔をしていたんですね。


モニカからのメッセージ

そして、時は流れ…
4月29日の朝の事です。モニカからメッセンジャーでメッセージが来ていました。「5月17日から日本に行きます。もし時間があったら東京で会いたいです。」モニカが日本に来る!私はとても嬉しくてすぐ飛行機のチケットを探そうとしましたが、ふとよぎることがありました。それは、私は身体上の都合で歩くのが遅いので、東京を案内するにしても、彼女の時間を有効利用できないのではないかという事です。

宮崎・鹿児島なら私が車に乗せてパワースポットを案内できるし、外国人観光客が絶対訪れない絶景を案内できる。そして土地のものを食べていただこう!と思い、彼女に来ていただこうと思いました。でも、知らない土地を時間通りの電車に乗って飛行機で来てもらうのはあまりにも無理があるとも考えていました。

そんな私の心配をテレパシーでキャッチしたのか、私がモヤモヤしている間にモニカからまたメッセージが送られてきました。しかも日本語に翻訳して。下の文はモニカからのメッセージをコピペしたものです。

「親愛なるミチコへ この世界で出会う人の中には、心から決して離れない人がいます。 あなたはその一人です。 「リコネクション」の本当の目的は、あなたと再びつながることだったのだと思います。」

この文を読んで、私は思い切って東京でモニカに会う事を決めました。心配してもしょうがない。何故だか急に胸が熱くなって、目には涙があふれていました。

@アニメ東京ステーション 2025/5/20

心から決して離れない人…

モニカは、大門にあるホテルのロビーで家族と一緒に待っていてくれました。最初目に飛び込んできたのが息子のアレックス。私を覚えていてくれたみたいで、目が合うとすぐにっこり微笑んで、モニカにそれを伝えてくれました。13年間も会ってなかったことなんて嘘みたいでした。モニカがくれたメッセージの、「心から決して離れない人」同士がハグをして再会を喜べているのって、本当に幸せなことです。

「日本にようこそ!」と言って、アレックスと、モニカのパートナーのクリスチャンにもご挨拶をしました。お土産は何を渡したらいいか思い浮かばなくて、知覧茶の緑茶とフェスティバロの唐芋レアケーキを持って行きました。鹿児島空港で買ったのですが、フェスティバロの黄色いお土産袋を持ってホテルに向かう道中は、お土産を持って友人に会うと言う気分も味わえました。アレックスが部屋の冷蔵庫にケーキを持って行ってくれてる間に、モニカと今日の行動の打ち合わせをしました。

こういう時に、直感や透視能力が発揮出来たらもっとおもてなしができるのに!!!と毎回歯がゆい思いをするのですが、「やろう」としている時には決まってそういった力は働かないもの。そうです、そうなんです。今日の行動の目的はアニメの聖地巡りと表現すればいいのでしょうか?アーティストとして活動しているアレックスが、アニメに興味があるそうでそこを案内してほしいとの事。モニカに会えるという事だけ考えていて彼女は何が好きだろうとそればかり考えていたら、アレックスの事は思いのほかでした。

ガチャをアメリカの人も知っているんだね!お友達へのお土産にしようって言ってた

アニメの聖地巡り

アレックスは東京の地図にアニメ関係の場所をチェックをしていました。その地図を受け取り見てみると、東京の地図に英語の表記。私は日本語でさえも解らない地図なのに英語と来るからパ二くる。お母さんのモニカの地図は、スペイン語なのでもっとパ二くる(涙)気持ちを落ち着けてアレックスの話を聞く。すると「町田市に行きたいです。」と。

私は町田は行った事もないし、乗換案内で調べると電車で1時間以上はかかるらしく、それを伝えるとそこはパスとなりました。そこで、第2希望の池袋のアニメ東京ステーションへ行く事になりました。モニカは私の脚に気を使ってくれたのでしょうタクシーを呼び池袋へ。タクシーで都内を移動したことなどないから、グーグルで調べた到着予定時間や料金など全くあてにならないのがわかり、焦りました。何も役に立ててない…

池袋は、6年ぐらい前、立教大学にドキュメンタリー映画の勉強会で来たぐらいです。アニメ関係のものがあるなんて知りもしなかった。何年か前に日本語教師をしている友人のHP製作をさせていただいた時に、「日本語を習う外国人ってアニメから入る」という事を散々聞いていたのにすっかり忘れていました。日本のアニメ産業って凄いんだという事を、TVではなくこの目で目撃しました。上の写真はアニメ東京ステーションの2階にある昔のアニメの資料館でのスナップです。鉄腕アトムはモニカも見たことがあるって目をキラキラさせながら古い資料や、編集機材を見ていました。

そこからアニメ東京ステーションのスタッフの方のすすめでアニメイトの池袋本店へ。その道中は私としては、ビルが並んでいるだけの通りにしか見えなかったけれど、モニカは、「この町は、渋谷や新宿とは違って、もっと日本を感じる」と言ってくれました。外国の人から見たら街の雰囲気の違いが明確にわかるのでしょう。私も感性を磨かなきゃ!

この日の朝、家を出るときに池袋でこんな風に写真を撮るなんて思ってもいなかった。人生はミラクル!

サンリオショップに寄った後。モニカはケロッピーを知ってた!

犬と話すモニカは大の犬好き。私とモニカの想い出はヴィーヴィス(右の写真)とも繋がっている

帰りのタクシーでの出来事

この後は、再度タクシーでお台場の方に移動していましたが、途中で秋葉原を通った時に、「ここもアニメの人たちがくる場所ですよ」と言ったらそこで降車することに。そして、アレックスは自由行動、私たち3人は遅めのランチとその後にモニカのリクエストで抹茶アイスクリームのお店に行きました。アキバでアレックスはずっと歩き回って何かを探していた様子。顔が日に焼けて赤くなっていました。モニカはさすがお母さん。アレックスが何も食べていない事、探していたものは見つからないという事をまるで見透かしていたかのように、フルーツタルトとガンダムのTシャツを買って待ち合わせの時間に備えていました。案の定、アレックスは空振りで帰って来ました。

ホテルに帰るタクシーの中でアレックスはモニカからもらったケーキを食べました。外国のケーキには保冷剤が付いていないんでしょうね。保冷材の事を凄く親切だと褒めていました。昨日地下鉄のドアで打撲して痛がっていたクリスチャンに「これで冷やしてみる?」と保冷剤を手渡すと「日本はケーキを買ったら保冷剤が付いて来るんだね」とびっくりした様子でした。それからアレックスはガンダムのTシャツを見て「お母さんありがとう」と少しうつむき加減に言ったときの様子は、モニカが子を思う気持ちと、それをちゃんと受け取っている子どもという設定の映画のシーンのようで、今でも目に焼き付いています。実はその様子を見ていた時、少し涙がじんわりしてそっと見つからないように指で拭きました。

マジンガーZを探して

それで、何をそんなに一生懸命探していたのか聞いてみることにしました。すると「マジンガーZ」と言うので耳を疑いました。だってマジンガーZと言ったら、私が小さい頃に放映されていたアニメで、今年40歳のアレックスにはジェネレーションギャップがありすぎると思ったからです。後で調べたら、外国で流行ったらしく、今でも大勢のファンが世界的にいるとのことです。

私はアレックスに何か持たせて帰ることはできないかと思い、メルカリで探してみることにしました。そうするとフィギュアや漫画本など沢山出てきました。「僕が1日かけて探したのを美智子はあっという間に見つけるんだね」と寂しそうに言ったように聞こえたので「私ももっと早く考えつけばよかった」反省しながら、でもいろいろ回って探す楽しみを味わったから「まあ、いいか」と訳の分からない納得をし、3人が次の旅先である中国へ行く前にマジンガーZグッズを滞在先の大阪のホテルに送ることを約束し宮崎に返りました。

アレックスに日本土産を吟味している間、モニカやクリスチャンにも何か送りたいと思い、都城市内の和物の雑貨店をあちこち回り一緒に箱に詰めて大阪のホテルに送りました。これから中国に行くからあまり荷物にならないようにと、知覧茶や唐芋ケーキを贈ったのはすっかり忘れていて、郵便局から荷物を発送した後に、「荷物になるなあ」と思ったけれど「あの噂の予言が当たるとすると、7月5日以降はアメリカに行けなくなるかもしれないし」などと心の中で訳の分からない言い訳をしながら荷物を送った達成感を感じていました。

結局アレックスに何を贈ったかと言うと、マジンガーZのフィギュア、同じくマジンガーZの漫画本4巻、ユニクロでたまたま売り出しを知ったガンダムのTシャツです。あと1つマジンガーZのグッズを取り寄せていたのですが、それは荷物の発送日に間に合わなかったので、次回いつになるかわかりませんが、ロサンジェルスに行く時にお土産として持っていこうと思っています。だってこんな頼りのないガイドの私にもアレックスはちゃんと「ありがとう美智子」と心からの表情で言ってくれたんです!だからほんの気持ちのお返しってやつです。

また会おうね!

関空から出国した3人は、北京、西安、上海を旅して、ちょうど今日の6月4日にロサンジェルスの家に着く予定です。中国ではどんな旅だったのでしょうか。「また会おうね」とさよならのハグをしてからもう2週間も経ってしまいました。日にちはどんどん過ぎてゆき、季節もどんどん過ぎていきます。私は人生の目標があるのに、なかなかそこにたどり着けないけれど、次にモニカに会える時には一歩でも前に進んでいる私でいたいです。そしてモニカのようにいつも他人を気遣う私でいたい。これが私に一番足りない課題です。やっと認識できるようになりました。もう56歳なのにね。(笑)

いつもありがとう!

Love,
みっち

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