オーストラリアへの道③人生の目的達成に協力してくれた人

↑この写真はオーストラリアの滞在先で使用していた部屋履きのブーツ。
滞在先のKoondrookは底冷えはしないものの「寒いから足元を温めるものを持ってきてね」とのラティーからの気遣いで持参して大変重宝した。これは映画監督仲間の友人からのプレゼント。

駐車場のおじさん

人生が進めば進むほど、
広い視野で柔軟に物事を、
洞察する能力が高まれば高まるほど、
自分の行為に対して「賛成する人
反対する人」すべてが自分の人生の目的達成
に貢献しているのだと解るようになる。

人生の目的達成とは、3通りある

1.仮面を被った偽りの人生を本当の自分
だと100%錯覚し生きる人生。

2.仮面を半分自覚し、半分はまだ無意識
に仮面を被って生きていく人生。

3.自分の仮面がどこから来ているのかを
理解し、仮面をはがす努力をしながら、
生きていく人生。

他にも組み合わせはあるかもしれないが、
ひとまず今回は上記の3つだとしよう。
そうすると、1~3つの人生の目的達成に、
必要な人間関係が構築され、自分のすることに
「賛成、反対」と口に出して行ってくれる人も
いれば、無言で伝える人もいれば、無視する人
もいる。

私は、自分の人生を変えたいと思い、今回の旅を
計画したわけだが、私としては3番で生きたいと
ころ。控えめに言ってもとりあえず1番は卒業
させてもらったと、信じたい。

さて、私は今回の旅ほど
いろんな人に助けられているのだと
いう気持ちになったことはなかった。

まずは、空港への送り迎え。
田舎に住んでいるので、交通手段が限られており
長期出張は実はここが一番のネックでもある。
今回は誰にも頼めなかったので自力で行くことにした。

家から空港へは車で1時間。
車を使わずに公共交通機関を使うとなると
3~4倍の時間はかかるし、高速バスの停留所
や、都城駅は、エレベーターやエスカレーター
がないし、スロープもないのでスーツケース
は羽田まで送ったとしても、キャリーケースは
持ち運びができない。

こういったときに、身体の不自由を極限まで
憐れむのだが「疾病利益」の観点からみると、
私の身体の不自由にどんな利益を感じている
んだろうと考えるようになった。

疾病利益とは、心理学用語で
「病気になっていた方が自分に有利である」
という深層心理である。

表層心理では、「元気になりたい」「自由に
なりたい」と思っているのだが、深層心理では
「いやいや、病気の方が千倍も一万倍もお得♪」
「不自由の方が幸せ💖」
と考えているのだそうだ。

私は変態かっ!

い、い、嫌だ。
そんな自分は嫌だっ!!!

と思った。
では、何がそうさせるのか?
それは、後日お話しするとする。

車…真夏の炎天下の駐車場に3週間も
置きっぱなしにするのはかわいそうだと
思ったが、何しろ思い立ったら吉日の
スケジュールで渡航の予定を組んだものだから
選択肢がない。そこで、車で宮崎空港近く
の駐車場まで移動することにした。

旅行当日、ネットで下調べしていた
びっくり駐車場は突然の値上げをしていた。
1泊500円。ネットでは昔の
情報しかなく、予算の2.5倍。

ひょえ~。
田舎者ゆえ駐車場にお金を払うという
概念が私には乏しいものだから、
びびってしまう。

「長期だから割り引いてほしい」
と交渉しても無駄だった。
多分、日本中で値段の交渉が効くのは
大阪ぐらいで宮崎は金銭交渉の文化がない。
その駐車場の受付でどうしようかと
もじもじしていると
受付の人が「○○駐車場は最近値下げした
らしいよ」と教えてくれた。

ありがとう!おじさん。助かった!

早速そこに向かったがすでに満車。
私は多分、相当悲惨な顔をしていたのだろう。
受付の人が、「何泊の予定ですか?」と
聞いてこられたので「21泊なんですが」と
言ったら、「いいですよ」と返事が来た。
多分この会社は商売っ気があるんだと思った。
そして、バッテリーの心配までしてくださった。

ありがとう!おじさん。


行きも帰りも送迎してくださって
とても親切だったのに、
大事な駐車場名を忘れてしまった。
屋号は覚えやすい名前でないと
すぐ忘れてしまう…。

今回は21泊だったが、次回以降の旅の時は
それよりも期間が長くなった場合を考えて
対策を練っておくことが必要だと思った。

なぜなら、私は「いて座」で旅が私の
元気の素と解かったからであり、
これからの生き方のパターンを
変えていくのに、旅は安心感を得る
絶大な方法だと気づいたからである。

昔から「旅」には行っていたがそれが
元気の素になるのだと意識はしていなかった。

そして、もっと大切なことは、「何を人生の
目標にするか?」という事を考え意識する事
である。自分の目標を果てしなく高いところ
に掲げ、それに向かって旅をするイメージを
つかむことができたら、
「考えなければならない対策」
が根本から変わっていく。



ということを、旅から帰って心の余裕が
出来てきたからそう考えられるようにな
った。

旅の途中は、全てがその時の心理状態での
判断なので、毎回来る関所を超えるのが
精いっぱいなのだ。

↑サロン(第2スタジオに咲いた蘭。静かに私の帰りを待っていてくれた)

郁代ちゃん

2番目に心配だったのは、
サロンに置いている植物だった。
一旦家に持って帰ろうとも思ったが
モンステラは大きくなりすぎて
私一人では抱えきれない大きさに
なっていた。

オーストラリアに行く数日前に、
郁代ちゃんと話す機会があった。
私たちは、みっちゃんねるで、
サロンを撮影場所に使っているため
二人の間では、サロンは第2スタジオと
いう名前で呼んでいる。

美智子「第2スタジオの植物の水やりが心配でね…」

郁代ちゃん「私がやりに行ってあげるよ。
     何かお手伝いしたいと思ってたの」

美智子「ありがとう!郁代ちゃん!」

という事で、出発前日に第2スタジオに水やり
に行ったときに鍵の開け方を動画で撮り、それ
を郁代ちゃんにLINEした。

鍵はジップロックに入れて秘密の場所に置いて
おいた。

郁代ちゃんの誕生日は6月30日だがその日に
「水やりに行ったよ」とLINEが来た。
家に居た父と一緒の写真と、第2スタジオの
植物の写真が添えられていた。

オーストラリアに行くまでは、父の事はなん
と言っていいかわからないが、簡単に表現すると
「嫌」だった。しかし、郁代ちゃんと写っている
写真をみたら、なんだか泣けてきた。
「ああ、元気にしてるんだな。ちょっと痩せたかな…」

郁代ちゃんから、
「さるすべりの咲く時期は苦手だ」
と去年聞いていたので、彼女の体調も気がかり
だった。だから、写真の顔を見て、ほっとした
のもあるのかもしれない。

とにかく、あの写真は泣けた。

多分、あの写真の二人の笑顔は一生忘れないだろう。

ありがとう!郁代ちゃん!

↑急に海をモチーフにしたオーナメントが作りたくなり、サンゴが生息する熱帯の海をイメージして制作した。写真は部屋用のサンキャッチャーの足元にサンゴの海をイメージしてクリスタルや天然石を使って制作したオブジェ。

アクセサリーを納めているお客様

私はアクセサリーを作り始めて
15年になる。
まったく宣伝はしていないので
私がアクセサリーを作っていると
知っている方は少ない。

最初は、サンキャッチャーという
天然石を使ったオーナメント
(太陽光のプリズムで虹ができる飾り)を
車用や、部屋用にを作って欲しいと
友人から頼まれ、手探りで作り始めたのが
きっかけだった。

それから、季節ごとにアクセサリーを
オーダーしてくださるお客様が増えてきた。

オーダーしてくださった方のリクエストや
その方から受ける直感的なイメージでお作り
するので、既製品で販売しているのは、
霧島神宮にあるカフェ草木塔の雑貨コーナー
のみ。

オーストラリアに行く前は、お客様から
夏用のアクセサリーとお部屋用の夏用の
サンキャッチャーのオーダーを受けていた。
作り始めると、なぜか、海のイメージと
ぶどうや、ベリー系の木の実のイメージが
うわっと押し寄せてきて、頭の中に浮かん
だものをできるだけ再現しようと制作に集
中した。

後からわかったのだが、私が訪れたオースト
ラリアの家はマリンテイストで、たくさんの
貝殻や絵が家の中に飾られていた。そして、
家の周りにはたくさんの紫色や、赤色の綺麗
な木の実がなっていた。

なるほど、それで、海と貝殻と、ベリー系の
色やイメージがやって来ていたのだなと悟った。

私は無意識なのだが、こういったことが頻繁に
ある。例えば明日会う人の着ている服の色を
拾って当日会ってみると同じ色を着ていたり、
買い物に行き、お土産に何を買おうかと
店内を物色していると、なぜか思いもよらない
ものが急に気になり、自分でも理由が分からな
いものを選んでしまうのだが、それを持って友
人に会うとなるほどそういう理由でこれを買っ
納得すると言う感じ。

夏用のアクセサリーをオーダーしてくださった
お客様には、無事、納品。
笑顔で見送ってくださった。

アクセサリーをオーダーしてくださったお陰で
私の持っている「ある不思議な感覚」にも改めて
気づかせていただいた。

ありがとう!あけみさん!

スケジュールを理解してくださった方々

私の突発的な旅行スケジュールに柔軟に
対応してくださった友人たちのお話は
第一話でお話させていただいたが、
他にも私の行動を理解してくださった
方々がいる。

まず、毎月数回の割合で、クラスに
来てくださるお客様。先に予約をいただいて
いたのだが、オーストラリア行きが決まり
6月後半のクラスはキャンセルさせて
頂いた。その方とはかれこれ16年お付き合い
させていただいている。私には姉がいないので
勝手に年の離れたお姉さんと思っている。

クラスはフリートークで進行するのだが、
毎回気づきを与えてもらい(どっちがナビ
ゲーターなんだか (笑))心が引き締まり、
そして緩むという心のヨガみたいな感じ。

私はそれが毎回楽しみなのだ。
しかし、今回は身体が訴えかけてくれたピンチ
&チャンスだという事をお話し、クラスの
キャンセルをお願いすると、快諾してくださった。

ありがとう!さわこさん!

そして…一番言いにくい相手…
それは、私の父である。
父は、魚座のO型。戦中生まれで、名前は勝雄。
本当に昭和の時代を地で生きた人である。

進駐軍がこんなド田舎にも来て、スープや
お菓子をお腹のすいた子供に与えた。
多分それは、日本のホワイトシチューに似た味
だったのではないかと推測している。
なぜなら、父はシチューとか、スープが大好き
なのだ。

その牛乳くさい父は、毎日5食。つまり、朝食
10時のおやつ、昼食、3時のおやつ、夕食を
あげ善据え膳で用意してほしい典型的な九州
男児タイプ。そんな人が果たして3週間一人で
暮らせるのか??

しかし、私は心を鬼にして父に通告した。

「私、3週間オーストラリアに行ってくるね♪」

まあ、父は私の父でもあるので、私の性格…
「一度言い出したらきかないタイプ」は十二分
に理解しており、「おう、そうか。」の一言だ
った。

私が出張の時には、毎度カレンダーにいつから
いつまではいないと言うことを記す習慣がある
ので、渡航期間をカレンダーに記した。

滞在先の住所とお世話になるラティーの連絡先
を紙に書いて渡した。もしもの時の無料電話の
かけ方は勇蔵(私の弟)が知っているからと伝
えて家を出た。

帰国してから気づいたのだが、意外と父は自由
に生活していたようだ。かえって私がいない方
が自由なのかもしれないと思った。

これは仮面の私.(自己犠牲に走りがちなキャラ)
にとって、とても朗報だった。

父ちゃん、自由に暮らしてくれてありがとう!!!

そして…ここには登場していないが、
いろんな方の様々な想いが重なって、私の旅は実現した。

おっと!
忘れてはならない事があった。
それは、私の身体への御礼である。
身体が元気でないと長距離の移動は無理だ。

私の気持ちが、オーストラリアに行きたいと
思い、それに順応して身体が回復に向かい変
化してくれた。なんてすばらしい事だろう。

元気で当然と思って生きてきた自分を振り
返りながら私の身体に意識を向けることが
出来た。

ありがとう!美智子の身体。

そして、もう一度言わせて!


ありがとう!みんな!!!
愛してるよ~。


昨日の金星カジミの時の瞑想で
ちょっとだけ
生まれもった山羊座金星の呪縛が
とけた気がする。
わはは。


Love,

みっち