《 生命活動の源“気” 》
東洋医学では生命活動の源となるエネルギーを“気”と言い表しています。
全身の組織にエネルギーを供給するため、身体には経絡と呼ばれる“気”の流れるルートがあります。
先人たちは“気”が順調にめぐっていれば健康で、“気”がとどこおれば病気になることに気がつきました。
東洋医学では経絡の流れが乱れて生じた、気の余っている所と不足してる所のバランスをとることが治療の基本になっています。
経絡は川で言えば本流にあたる「経脈(けいみゃく)」と、そこから枝分かれした支流の「絡脈(らくみゃく)」を合わせたスジですが、ここでは気の流れるスジ全般を「経絡」と呼んでいます。
経絡は単に体表のツボとツボをつなげただけのものではなく、体内に深く入り臓腑と連絡しています。
また、経絡は、人間だけではなく、動物や虫にもあると言われ地球や宇宙にもあります。
英語ではこれをアクシオトーナルラインや、グリッドラインと呼びます。