10月1日の月

michikoinamoto 
東京出張中、東京に住んでいる親友が浅草から水上ボートに乗って「浜の離宮」に連れて行ってくれました。
浜の離宮は2009年にリコネクションのカンファレンスがあった会場の近くで、名前は知ってはいましたが公園に入ったことが無かったので都会の中のオアシスを堪能できるとあってワクワクした気持ちで行きました。
歴史ある庭園とビルのある面白いギャップのある景色と、尽きることのない会話…。
また、庭園内のお茶屋で月見うさぎのデザインの生菓子とお薄茶を美味しく頂きました。
お茶屋のスタッフの方が、東の空を指して、もうすぐ月が登ってきますよご案内を頂き、園内のアナウンスで普段は午後5時の閉園が、午後9時まで延長するということもあったので、台風のため見れなかった十五夜の満月を急遽見て帰ることにしました。
私たちは池の橋の上で月の出を迎える事にし、池から吹き上げてくる塩を含んだ風と、鳥と虫の声を感じながら、静かに今日の月と同調する準備をして待ちました。
午後7時前に、東の空に山吹色のまあるいお月様が日の出の太陽の様に登って来ました。
宮崎の都城では月と水平線の間に比べるものがないので、月が登るのをまじまじと見たことがありませんでしたが、ここは東京。ビルとビルの間から登ってくる月は生まれて初めて見るので、同郷の親友も大喜び。
公園に集まられた方々も、思い思いに写真を撮ったり、お祈りをしているように見える方もいらしたり…
私たちは一時、目を開けたまま瞑想状態に入り、水面に映る月の道と空に浮かんだ月とを交互に見つめていました。
突然、このような宇宙と地球と東京都民の日のイベントに参加できた私たちですが、親友はこの日をなんとなく予知できていたようでした。
ありがとう!全て!