映画「ガイアシンフォニー第9番」宮崎上映会のお知らせ

ガイアシンフォニー宮崎上映会のポスター

みっちです。
映画「ガイアシンフォニー第9番」の上映会が宮崎市で開催されます。いつもはLove&Smiles都城で上映会の代表として、企画をさせていただいていますが、今回はヒーリングMatarikiとして上映会のお手伝いをすることになりました。このブログの読者の皆さんは既に知っていらっしゃる方も多いと思いますが、まだご存じのない方のためにご紹介させてください。

ガイアシンフォニー・シリーズ」のコンセプト
私が捉えた「ガイアシンフォニー・シリーズ」のコンセプトは、「惑星意識」と表現される「人類が地球という惑星で持続可能な生存を続けていくために必要な意識」を人びとに伝えることだと認識しています。それは、ただ単に人間さえよければよいというものではなく、イギリスの生物物理学者ジェームズ・ラブロック博士の唱えるガイア理論、「地球はそれ自体がひとつの生命体である」という考え方が導入されています。また「すべての存在はつながっている」ことが科学的に証明されつつある現在、私たち一人ひとりの思いや言葉、行動のすべてが人類全体、地球全体に影響を与えていることは、以前上映した映画「祈り」で知っていただきました。私たち一人ひとりの意識や行動が世界を形づくっているならば、自分自身を変えることで世界も変えられるのです。

みっちがこの映画を勧める理由
私が感じたこの映画の素晴らしさは、上記のことを一切説明せずに、映画に登場する人々の表情と音で表現されていることです。感動に導くという制作のテクニックは一切使っていないからこそ純粋に感じられる、ベートーヴェンの周波数。彼はそこにいなくても、そのスピリットは私たちと共鳴し、言葉にできない「何か」が沸き上がってくるのを体験することができました。
私はこの映画を観終わったときほど、周波数というものは何なのかということを研究していてよかったと思えたことはありませんでした。なぜならこの映画のもつ意味の一片だけでも深く理解することができたからです。また、個人的な理由で、この映画に登場するネアンデルタール人のDNAを自分のDNAで呼び覚ましながらこの映画を再び観たいとも考えるようになりました。

天才モーツアルトさえもが嫉妬した「ベートーヴェン」とはどのような人物だったのか、そして彼の楽曲を忠実に再現した曲を聞くとどのような肉体的、精神的反応が沸き上がるのか、この映画を完成させようとしたすべての人の「心」も耳には聞こえない音となり伝わってきます。その聞こえない音を聴くとはどういうことなのか。 一般的なバリアフリー映画ではないけれど、超バリアフリーな映画に仕上がっていると感じています。皆さんにも是非体験していただきたいです。12/26(日) 是非お待ちしています!

全国で上映会が開催されているようです。お近くの会場はこちらからご覧になれます。
『地球交響曲』上映スケジュール



龍村仁監督作品
映画『地球交響曲 第九番』(2時間3分)

2021年12月26日(日)
開場:13:30
上映開始: 14:00
終了予定: 16:30
上映終了後、チェロ奏者で宮崎ジュニア・オーケストラ常任指揮者の土田浩さん、ピアニストで宮崎大学名誉教授の葛西寛俊さんのトークと生演奏をお届けします。
会場:宮日ホール(宮日会館11F)
※会場に駐車場はありません。近隣の有料駐車場をご利用ください。

料金:一般 1,800円 
小中高生 1,200円
※当日券の販売はありません。
※感染症予防対策のため観客数に制限を設けています。お早めにお買い求め下さい。
※感染予防対策のためチケットにお名前とご連絡先をご記入いただきます。


【チケット販売所】
●ひむか村の宝箱(宮崎市下北方町越ケ迫6146 平和台公園内)
TEL:0985-31-1244
●天空カフェZeal(宮崎市加江田6411)TEL:0985-65-1508
●カフェ・ビッテ(宮崎市大塚町原ノ前1586-1)
●工房 銀の波(宮崎市清武町木原491)
●ホリスティックサロン&スペース風香(宮崎市熊野553)
●森のマドゥ・パン(宮崎市加江田6261)
●Cafeさんく(日向市富高7157-93)
●がまこう庵(都城市吉之元町5186)
●YOSA PARK belt’a(都城市都北町6257-3)
ヒーリング Matariki
●オーガニックカフェ・イー・ヴィレッジ(小林市本町19)
※上記でのご購入が難しい場合はメールでお問い合わせください

【お問合せ】
宮崎奏でる会 
miyazaki.gaia9@gmail.com

【GAIA SYMPHONY公式HP】
https://gaiasymphony.com/ 

地球交響曲第九番

龍村監督が語る制作意図

太陽系第3惑星「地球」は、それ自体がひとつの巨大な「生命体」であり、私達人類はもちろんのこと、動物も植物も、虫もバクテリアも、海も山も、岩や風も、全ての存在が互いに繋がり、互いに影響し合って40億年という歳月を生き続けてきた。この、人智を遥かに超えた超高度な「生命システム」のことを「ガイア理論」と名付け、1984年に発表したのがイギリスの生物物理学者J・ラブロックだった。ちなみに「ガイア」とは、ギリシャ神話の「地球の女神」の名である。「ガイア理論」の事を初めて知った時、私はそれ迄「神話」に依ってしか語り得ないと思っていた「生命(いのち)の不思議」や「宇宙の神秘」が、科学の言葉で語られ始めた事に大きな希望と勇気を与えられた。それが、私が「地球交響曲~ガイアシンフォニー」を作ろうと決意した動機であった。

ラブロックに初めて会った日、彼は開口一番こう言った。
「西洋社会では、なかなか受け入れられない ”ガイア理論” を日本人はどうしてこんなに素直に受け入れてくれるのだろうか?」
私はとっさにこう答えた。
「日本文化の深層、日本人の無意識の自然観の背後には遙か縄文時代から受け継がれて来た ”八百万(やおよろず)の神(かみ)” という考え方がある。あらゆる自然現象の背後には、それぞれに異なる現象を司る、八百万もの神がいる、という考え方だ。こういう無意識の自然観があったからこそ、私も含め、ほとんどの日本人はあなたの『ガイア理論』を素直に直感的に、『正しい』と受け入れたのだろう。」

「第一番」から「第八番」まで、それぞれの作品には、一見、「超人」の様に見える偉業を成し遂げた世界中の人々が4~5人ずつ登場する。彼らが「異口同音」に言う言葉がある。「こんな偉業にみえることを成し遂げられたのは、私個人の能力ではない。自分の生命が、人智をはるかに超えた『ガイア』の超高度な『生命システム』に生かされている、と確信した時、“偉業” にみえることが現実になっていたのだ。」

楽聖ベートーヴェンは生涯に9本の「交響曲」を作曲し、交響曲「第九番」を作り終えた後、この世を去った。彼は、この「第九番」で、初めて楽器だけではなく人間の歌声「合唱」を入れた。映画、地球交響曲「第九番」を作り始めるに当って私の中に「当時すでに聴覚を失っていたべートーヴェンの耳に人間の歌声はどのように響いていたのだろうか?」という想いが渦巻いている。

龍村 仁