ミャンマーの軍事クーデターをヒーラーの立場で考える

2021-04-01  2021-04-05

みっちです。

ミャンマーの軍事クーデターをヒーラーの立場で考えてみたこと

リコネクションのプラクティショナーとして私は何ができるのか?考えたことを書きます。

ミャンマーの民主化の実現を願ってFecebookで発信し続けているカナダ在住のビルマ人がいます。
https://www.facebook.com/TKMyanmarEnglish
彼の名前はトチ。アウサンスーチーさんを支持していたために国を追われ、カナダに亡命しました。

えっ?ビルマ人?ミャンマー人でしょ?って大半の方が思うと思います。ミャンマーとは、軍事政府がつけた国名。だから、軍事政権を支持していない人は、自国のことをビルマと呼び、自分たちのことをビルマ人と呼ぶのです。これは「軍政下の中で生活し、暴力による支配」へのわずかな抵抗。本来は自らの事を「カレン人」とか「カチン人」と呼び民族意識で生きていたのが、「ビルマ人」と言うようになったのは、「国」を意識させることによって人々をコントロールしやすくさせようとする軍事政府の思惑が見え隠れします。

私とミャンマーの出会い

私がミャンマーの現状を知ったのは20年前、カナダのNGOでビルマ人の人権を取り戻すための活動をしていたコリーンと一緒に都城でバンド活動をやっていた頃です。私たちは平和をテーマにメッセージソングを覚え、オリジナルも作りいろんなイベント会場で歌っていました。そんな中、都城の人権フェスタに出演が決まった時のこと。コリーンが「ビルマの政治囚(軍事政府側からの)の釈放を訴える署名活動をしよう!」という事になりました。

私は内心、「署名活動などで釈放が実現するのだろうか?」と思っていました。でもやるからにはたくさん署名を集めようと思って、イベントブースにミャンマーの歴史や地図や写真をディスプレイし、来場者にはミャンマーのお菓子やお茶を振る舞いながら、ステージではメッセージソングを歌いました。その時、コリーンが、たどたどしいながらも、しっかりとした日本語で「ビルマの人権問題に興味を持ってほしい」という内容のスピーチをしました。

行動した結果

イベントが終わり、署名を合計すると約500名もの方々が賛同してくださっていました。それをコリーンがまとめて、東京にあるミャンマー大使館に送りました。

数か月がたち、署名の事を忘れたころに、奇跡が起こりました。数名の政治囚が釈放されたのです。コリーンが「ミチ、やったよ!」と目を輝かせながら新聞記事をみせてくれた笑顔は忘れられません。この時ほど、「動けば変わるのだ」という事を強く意識させられたことはありませんでした。

それから15年後、カナダの建国記念日に私はコリーンを頼って英語の短期留学でカナダに行きました。その時コリーンから、トチを紹介されました。1か月半の滞在中は、すべての出来事が実践的な英語の活用に繋がって、笑いもしたし、喧嘩もして、3人でよく遊びました。ビジネスの付き合いだと、相手の人となりはあまり観えませんが、一緒に遊ぶと、人種や宗教は関係なく相手がどのような人格で何を考えているのか、その人の本質が観えてきます。


逆に、イングリッシュスクールでは、表面的な会話しかできませんでした。中東系のクラスメイトから「何故日本人は、原爆を落としたアメリカ政府を憎んでいないのか?」という質問を幾度となく受けました。聞いてきた人は何故か全員女性でした。私は、「わからない、人とは仲良くしなさいって習ったから、考えたこともなかった」が本音でした。でも、そう言ったら「あなたは能天気だ」と馬鹿にされるのではないか。という恐怖にかられ、「日本人は、洗脳されたからだと思いますよ。日本はアメリカ資本主義経済の下に復興しました。日本人の自由と言う概念は、アメリカ資本主義思想をベースにした自由であり、戦後教育はそれで成り立っているからではないでしょうか。うちの両親からアメリカを憎むなどの話は一切聞いたことがありませんし、学校でも聞いたことがありません」と、どこかで読んだ本の内容を検証もせずに引用し、知ったかぶりをして彼女に伝えてしまいました。言いようのない、変な気持ちが残りました。学校=いじめの方程式が染みついている私のトラウマからの行動でした。

僕は国に捨てられた

私が、カナダから出国するとき、二人が空港まで見送りに来てくれました。コリーンが私に「気を付けて帰ってね」と言ったときです。トチが、「僕には帰れる国はない。僕は国に捨てられたんだ…」と言いました。三人の間に沈黙が流れ、私はなんと言っていいかわからず、「そんなことない!」としか言えませんでした。コリーンは空気を変えようとしてくれたのでしょう「ミチ、津軽海峡冬景色を歌って」というので、オタワの空港で大声で歌いました。途中からコリーンも一緒に歌いだしました。トチは日本語はわからないのに笑顔で聞いてくれました。

飛行機に乗ってからも、ずっと中東出身のクラスメイトが言った言葉が頭の中を渦巻いていました。私はカナダからアメリカ経由でブラジルのリコネクションセミナーの仕事をしに行く途中でした。アメリカの入国審査時に、アメリカ人が日本に対してやったことをどう思っているのか直接知りたい気持ちになりました。たまたま入管職員から「宮崎ってどこですか?」と聞かれたので、わざと「日本の南、長崎の近くです」と彼の目を見ながら静かに答えました。すると彼は、はっとした表情の後に申し訳なさそうにうつむき、無言で「進め」とジェスチャーしました。

私は、とんでもない意地悪を言った事に対して申し訳ない気持ちと、中学の時の修学旅行で長崎の原爆記念館に入るのが恐ろしすぎて、友人と二人、先生に見つからないように、ガタガタ震えながら、観光バスのタイヤの陰に隠れていたことを思い出しました。自分で直視できない場所なのに、さも自分が被害者であるかのように入管の人に訴えた愚かさに気づき、その実験をやらなければよかったと後悔しました。

中立の立場でいることの必要性

ヒーリングを提供するという職業についてから、「全てはつながっているのだから、大きな全体の構図と言う視点から物事を見るようにしよう。立ち位置は、真ん中にいるようにしよう。」とバランス思考心がけることにしています。そうすることによって、スピリチュアリティーを追求している人たちの中には3つのグループがあることに気づきました。

一つ目は、戦争などのネガティブな周波数はそれに同調するからそれを避けようとし全て無視しよう、避けようとするグループ。二つ目は、出来事をネガティブ、ポジティブとジャッジせず多角的にその物事を捉え、それぞれの気持ちや感情を「観察」しようとするグループ。三つ目は、己の行動は顧みず、都合の良い時だけ精神世界の理論や哲学を振りかざす整合性が全くとれていない行動をするグループです。

ヒーラーのイメージを押し付けられたときの辛さ

私は3年前、あることをきっかけに、一つ目のグループに属する方から「みっちさんは、ネガティブな周波数を引き受けるんですか?」と拒絶されたことがあり、大変傷ついたことがありました。今思えば、「この人はわかってくれるに違いない、表面ではなく本質がわかっている人だ」と、私の独りよがりで相手に理想を投影し、期待していただけで、その人は私を傷つけようとしたわけでは全くないのだと理解しましたが、当時は相当ショックでした。

それからというもの、このような政治的なことに対して発言するのが怖くなっていました。確かにエネルギー的に繊細な人は戦争などのエネルギーはきついと思います。体調を壊しかねない情報にわざわざ触れなくてもいいんじゃない?という気持ちもわかります。私だって具合が悪くなる時がありますから。しかし「無知」は続いてゆきます。無知の状態は光が当たっていない状態で、その結果「恐れ」が表現されます。

一方、「見よう」とする観察人になると、様々な情報がやってきて、「知らないことを知る」(厳密にいえば思い出す)と、自分が自分に情報を与えている状態なので、理解力が増し、優しい気持ちになれると思うのです。ですから、今回は情報を提供し、あとは読者の方に委ねようと思い、ミャンマーの事についてお話しかたったから勇気を出して書きました。

見えない障害を理解するということ

「不正選挙」を言い訳にクーデターを起こしたミャンマーの国軍。これまでの世界の歴史が物語っているように、国や社会が大きな変革を成し遂げようとするとき、それと正反対の動きが始まります。今回の流れもそうでしょう。人々が反目し合うとき、全体を支配している人々が両方から利益を受け取れるというシステムです。しかしそれはそろそろ崩壊するタイミングに来ているのではと信じています。

生まれながらにして「人権侵害」という写真には写らない障害を抱えるビルマ人、また「勝たなければならない」という絶対的価値観に捕らわれた国軍の人々もある意味「見えない障害」を持っているのではないかと考えます。コロナをきっかけに、これまでの物質主義や、ヒエラルキーで動く社会構造が真逆に移行しようとしている今、ミャンマーをはじめとする「見えない障害」を持つすべての人に、理解される日が訪れますように。そして、選択権があり、自由があり、永久に自分の人生を改善していく能力が発揮される社会へ転じるスイッチが入りますように。

これからどんなアクションをすればいいのかわかりません。なんと言葉を綴っていけばいいかもわかりません。ただ、今、私がすぐにできることは、祈りをはじめることです。生きとし生けるものの幸せを、私は祈ります。



いつもありがとう
Love,
みっち

リコネクションについて理解を深めたい方は、以下の記事を参考にしてください。

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