どのルートで行こうか
旅の印象は、乗る飛行機のタイミングで
ほとんどが決まる気がしている。
オーストラリアには、これまで3回行っていて
1~2回はJALでシドニー往復。
3回目は、鹿児島からソウル経由の大韓航空で
行く予定だったけど、台風でキャンセル。
急遽、福岡から中国東方航空でメルボルンを
往復した。
初めてのシドニー行きは、到着地の天候が
濃霧のため、一旦ブリスベンまで引き返し
たため大幅に到着が遅れた。
実はこの日、ヒーリングセッションを受ける
ためにラティーと約束していたのだが、
その時間に間に合わない。
しかも当時はまだガラケーの時代で、SNSで
やり取りもできないから、スマホで国際電話
をかけると言う経験をした。
そのことをラティーは覚えていてくれて、
今回の滞在中に二人の初めての出会いの
出来事を話しながら懐かしんだ。
と、ここで、話を元に戻そう。
私は、今回、どのルートで行けばよいか
悩んでいた。
次の旅行のために
マイレージを貯めるならJALだ。
そうなると、私は低料金のチケットを
探していたため、宮崎からメルボルンまで
JALを使うとシドニーに1泊、
東京に1泊しなければならなかった。
しかし今回の旅の優先順位は、
身体に優しい移動手段を選ぶことだった。
6月時の体力を考えた時に、
玄関から玄関の移動でやっと
だろうと考えていた。
となると、低金額でかつ、
最短時間で行けるのは
Qantas(カンタス航空)だった。
しかしひとつ気がかりなのは、
外国の航空会社の場合、
頭上の貨物入れに
荷物の出し入れを手伝って
もらえない場合が多い。
私は身体上、重いものを持つことが
出来ない。
更に気がかりがあった。
それは、7月7日、芦屋に
芝居を見に行く約束を友人と
していたのだ。
芝居を見に行くなら、
伊丹経由で宮崎に帰らなければ
ならない。
体力は持つのか…
芝居を楽しめるか?
友人との時間もゆっくりできるのか?
そして、すでに鹿児島、神戸間の航空券は
購入済みだった(涙)
オラクルカードを引っ張り出す
うむむ。
日本の航空会社にするか、カンタスに
するか、いつ帰国するか、本当に迷った。
挙句のさんぱち、
十年ぶりぐらいに
オラクルカードを引っ張り出し、
ガイダンスを受け取ることにした。
今思えば、7月7日の約束は、
友人だから素直に事情を話せば
わかってもらえるはずなのに何故
言わなかったんだろうと
自分の行動が不思議なのだが、
その時は、これが精いっぱいだった。
引いたカードの1枚は、
MAWU Mother Earthだった。
これを、どのように読み解いたらいいのか?
なぜなら、芝居の名前が「マザー」
だったから。
カードは「環境保護活動への協力が
求められています」と言う意味。
全く私の問いとは関係ない。
そこで、今一度何故、オーストラリアに
行きたいのかを考えた。
その答えは
自分の行動パターンを変える必要がある。
ということだった。
その背景を話すと長くなるので詳しくは
後述しようと思うが、ざっくり言うと、
私は、昨年から今年にかけて体調改善のために、
内海式精神構造分析を受診した。
それで導き出された答えは、
「0歳1日目からやっている自分の
行動パターンを変えていかなければならない」
という課題の実践。
一例を述べると、私はこれまで無意識に、
「母の真似」をして生きてきた。それが元で、
私は自ら自分特有の病気を引き起こしてきた。
だから、これ以上母の真似をしたら駄目なのだ。
そして、今回の渡航は、その真逆の行動…
つまり、私が家を離れるための第一歩と言う
意味が含まれている。
ということで、私は3枚のカードの意味を
①霊的な教えを通して神聖な知識を得る。
➁私の生活環境保護活動が必要。
③周期とリズムを尊重する。
と捉え、
「私は冬至の日にオーストラリアに行き、
会いたい人に会い、本来の自分を取り戻す」
と解釈することにした。
一緒に芝居を見に行く約束をしていた
友人には、オーストラリアへ行きたい
旨を話すと快く理解してくれた。
そして、私の芝居のチケットは、
神戸でお世話になっている友人に
貰ってもらうつもりが買ってくれる
ことになった。
「ゆっくりして来たらええねん」
その言葉が心にしみた。
Qのサイン
翌朝、眠い目をこすりながら、
パソコンの画面を
「ぼーっ」と見ていたら
カンタス航空のQantasの
「Q」の文字が急に
飛び込んできた。
「Q」といえば6月のはじめごろに
占星術師のマドモアゼル愛先生が
「6月は、17とQに注目している」
というお話をされていた。
良くも悪くも
Qがついている会社だから
この会社にしてみよう!
と言う実験的な気持ちが湧いてきた。
で、結局、
行き
宮崎→羽田→メルボルン
帰り
メルボルン→シドニー→羽田→宮崎
のチケットを買った。
6月20日宮崎発
7月12日宮崎着
22日間の旅行が決まった。
コンビニで
Eチケットと
パスポートのコピーを
プリントアウトし、
オーストラリアの観光ビザを
ネットで申請した。
その日の夜
旅への、高まる気持ちと
私なりに大きな決断ができた
安心感と共に
横になった。
あれ?
ふらふらが消えてる。
まさかと思い、翌朝、
おそるおそる
起き上がってみた。
ふらふらは消えていた。
メニエルが治っている
身体は応えてくれた
おめでとう!
美智子。
ありがとう、
宇宙。
ありがとう、みんな。
気づきがあって体調が変わったのではなく
行動を変えて病気が治った初めての体験と
なった。
(つづく)